画家が描いた恋人の体のデッサンを見て想うこと想像して制作した。
顔には経験や人格、手にはその人の歴史、足には苦悩や苦労を見るが、普段衣服で隠された胴体には何を見ることができるだろうか。現代の量産のために洗練された生地で隠し、守ってきた体には守りきれずに負った傷や色々な景色から受けた感動などを感じるかもしれないし案外何も感じずその人の虚構を見るかもしれない。
カラダという入れモノに様々なものを詰め込んだり取り除いたりし、それが表面に現れ個体として存在する。公には隠され守られる胴体には何が表れ、それに何を感じることができるだろうか。
Gallery Hydrangea「満たされない入れモノ」
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