私たちは独自の心身で自己の境界を認識し外界を解釈する。また、私を取り巻くあらゆるものも独自に形を持ち、環世界をつくる。異なる形の身体で世界にアクセスし、異なる形の環世界で理解している。樹木は、重力屈性と光屈性と呼ばれる性質を持ち、重力の方向や空間を認識する。私がこの世界にいる限り、彼らの世界の理解には主観的な補完が伴う。これまで作り上げてきた意識による解釈が加わらない世界観でこそ他の世界を純粋に観測することができるのではないだろうか。そこで本作品では、自己を払拭を目指し感受する主体が有り得ない認識を他の環世界に向けオブジェクトへのアクセスの準備する。
ディジコン2021 beyond internet
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